「っぼ...く、は...もう...ダメだ...。
この...ッガハ...出血...じ、ゃ...。
時間の...も、んだ...ぃ...さ...。」


「...!!」

「その...腹...じゃ、きみも...はぁ...僕は...せおえ、ん...!」

「嫌です!
骨の一本や二本...!!」


「ッ...それ...い、じょう...。
体、を...きず...つけるな...。

月子...さ、ん...たのむ...。
こ、のこ...はっ...バカだ、し...きつ...けど...寂しいだけだ...。
ぬくもりを、おそれてしまった...。

君は...僕らを...人として扱った...。
それだ、け...で...いい。

君、が...元の、時代に戻っても...。
どう、か...どう...か、ァ....。


このこを...おねがい...し、ま...す...」



((それっきり、レラさんの躯は動かなかった。
その表情は、苦しそうだけど...。
何だか...笑っていた...))



:レラさん...




:逃げるんだ...その子を連れて...