((レラさんの死を、この目で見届けた。

直後。

突然、視界が歪みだした。
今まで、感じたことがないくらい眠たい。
物凄く瞼が重い。

何で...何で...))


ドサッ...



「っ!!?
っちょ、どうしたんですか!?
何で倒れてるんです!

なに寝ようとしてるんです!ねぇ!起きなさい!
まさか、このタイミングで元の時代に帰る気ですか!!?
私を残して!?

ねぇ!!!」



((ごめん...レナさん...。
すごく...す、ごく...ねむいの...))



「おねがいです...いかないで...!!
わたし、わたし...!!」



((...れな...さん...。
ごめんね...。

あなたなら...きっと...))



「月子様...!!!」


((瞼を閉じれば、意識はすぐに闇に引き込まれた。


一滴の、暖かい雨が、私の頬に落ちた))



:貴女なら、きっと乗り越えるよ、レナさん




:レラさん...