「兄様!!」


((レナさんより離れた場所でレラさんは倒れていた。
首からは夥しい血が流れて水溜まりを作り、美しい髪が血染めになる。

呼吸もか細いし、目も虚ろだ。

考えたくないけど...。

これじゃあ...もう...!!))



「血を止めないと...!
でもこれは抜けないし...!!」


「...な...れ、な...」

「兄様!!」


:逃げるんだ...その子を連れて...




:に、い様!!