豹那「...起きたわね。

疲労だって。
お兄ちゃんに苦笑いされたわよ」


((豹那さんは、怒っているというより自責に刈られていた))


豹那「ひとまず、明日一日休みなさい。
こんな若くして疲労で倒れるなんて滅多にあるもんじゃないわ」


((...はい))


豹那「...そんな顔しないで。
怒ってるわけじゃないわ。
ただ、こんなにボロボロな貴女に気付かないんだから私も青いわね...」


((豹那さん...))


豹那「...無理はするな。
目の前で倒れる貴女見てて、良くないことばっか浮かんだのよ」


((兎に角、寝てろ。
そういって豹那さんは退室した。
豹那さんが居た辺りのシーツには皺が寄っていて、あの人がそれを掴みながら私を見ていたと予測できた。

...ごめんね、豹那さん))






((...ん...?))