((う...ん...?))

竜也「姉ちゃん!
兄ちゃん!姉ちゃん起きた!!」



((重いまぶたをこじ開ければ、竜也の美しい顔が視界を占めていた。
竜也が離れて、虎幸と狼華が駆け寄ってくる。
顔を触られて、深い溜め息が吐かれた))



虎幸「何で無理なんかしたんだ、姉さん。
体調がおぼしくないのであれば言うって約束で...いや、今はやめておくよ。

一先ず、最低三日は絶対安静だよ。
働いたら蜜柑没収だからね」


狼華「私が食べちゃうよ~」


((それは勘弁!!

そう言えば、豹の双子が見当たらない。
この場所は私の部屋のようだが...。

虎幸、豹羅と豹那は?))



虎幸「...姉さん、熱計るよ。
はい、体温計」



((はぐらかされた...?))


△はぐらかさないで




((なかないで...!))