コン...コン
((控えめなノックが聞こえて、扉を開けた。
そこでは、眉を下げた男性がたってた。
たしか...あの時の...))
「あ、の...月子さん...ですよね...。
僕...この前のこと豹那様から聞いて...!
そ、の...ごめんなさい...!」
((扉の前で土下座を始めたその人。
その背後では、ペタンと垂れた尻尾。
豹那さんのは狼っぽいけど、この人のは...。
なんか違うような...。
チーター...?
っていうか豹那、様...?
って、んなことしとる場合じゃない!
この人土下座だ!!
顔あげて顔!!))
「ですが...!
僕...!!」豹那「ですがのへったくれもあるか顔あげんかい!!(グィッ」
「うわっ!!?
豹那様!!!」
((豹那さん!!))豹那「ごめんなさいね月子。
話した途端走り出しやがった。
俊足野郎め...。
こいつが件の獣人よ。
挨拶」
「っは、はい...!
えっ...。
先日は本当に申し訳ありませんでした...!!」豹那「謝罪じゃなく名乗れゆーとんねん!!!(ボコッ」
と、とりあえず落ち着いて~!?