豹那「ッチ...!!」


バキッ


((足を払われた豹那が、背中から倒れた。
軽い体が固い床に叩きつけられて、ドサッという音がなる。


...ん...?

バキッ...?
バキッって...今、豹那の腕から鳴んなかった...?))



豹那「(寝技は体格差でこっちが不利になる...!
早く起きなくちゃ...!!)

...っし」


((豹那はすぐに起き上がって対峙してくるが、右腕は力なく垂れ下がっている。

今、倒れるときに変な風に手をついて脱臼したんだ...!!))



豹那「...?
先輩どうしました?
続けましょう」


((いや、お前、腕...!))


豹那「腕?

...あぁ、やけに上がんないと思ったら。


......っと...!!(ボギッ

っし、ちゃんと入りました。
続けましょう」


((自分で入れやがったこの娘ーーーー!!!!))


%ストーップ!!!!!!豹那、おーまーえーなー!訓練で脱臼して自分ではめる馬鹿がいるかーっ!(ほっぺを両手で挟んでつぶす)




%くっ...!(このまま前に逃げようとしたら間接技が決まる...!)(背後の豹那に近づくように動いて手を抜き、足払い)