豹那「ッ、待ってください先輩!!」


((堪えきれなくなり溢れた涙で頬を濡らす豹那。
豹羅の手をすり抜け、豹那が足元に抱きついてきた。

嗚呼。
人間の豹那は、こんなにも小さかったか...))



豹那「私と同じです...先輩は...!
暴走しかけて、全部を壊そうとしてしまった私と...!!

どうかそんな顔をしないで下さい!
私を思ってくださっての行動が原因で先輩にそのような顔をされては...!
私、は...!!」


%...クゥ、キュー...(か細い声で涙がこぼれ、それと同じく弱い雨が降る)




%いや、俺の...「吾」の、せいだ。みんなが傷つけられるのが嫌で、怖くて、失いたくなくて、暴走しかけた未熟者の俺の...せいだ