竜也「...耳を澄ましてください」


((竜也に従い耳を澄ます。

静寂の中で、微かに響く音色。
これは...ヴァイオリンだ。
曲名は多分、白鳥の湖...?

でも、何かが足りない))



竜也「姉ちゃんっすよ。
屋上で弾いてるんす。

いつもの姉ちゃんの音色じゃない。
いつもの姉ちゃんの演奏には自信が溢れてる。
なのに今は、悲しみが出すぎている。

ある意味、それがこの曲を引き立ててもいる。


先輩、この音色が姉ちゃんに似合うと思うっすか?」



%似合わない、豹那は明るい方がいい




%ありがとう、豹那は?