私が地下に行った時、お兄ちゃん達は生ける屍のようだった。

鎖に両腕を繋がれて、死ぬのも許されず。
ただ、解放と栄養を求めて歯を鳴らしていた。

鎖を衝撃波で壊したら、三人はぷつんと事切れた。
栄養の繋ぎ目だった鎖が切られたから。

私は、親友に与えられた力。
自分の寿命を引き換えに死者を甦らせる能力で三人を生き返らせた。


ただし、その治癒の能力はもうない。
他の生徒を助けるとき、代償で失った。


三人を生き返らせ、十八になって兄さんにも再会できた。







暴君と女王蜂は、死んだと思っていたが生きていた。

暴君によって、破壊獣の力を開花させられ、暴れかけた。
それを制したのが、豹羅兄さん。

獣の私の口を無理やりこじ開けて
舌の表面を削ぎ落とされた。



お陰で私は落ち着いて、今でばこの力で学園を守っている。











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