豹那「...」


(貴女が居なくなってから、豹那はずっと会長室に籠っています。
煙草の量も増え、灰皿は吸い殻の山となっています。

貴女の居なくなった学園は、何処か物静かで。
心に小さく深い穴が開いたようでした)



豹那「...この私が...情けないな。
逃げた責任は私自身にあるというのに」


(貴女は、貴女が戻るべき場所に戻っただけ。
豹那はそう自嘲して、灰の長くなった煙草を机に押し付けた)




逃げる