豹那「...一日、私達はここを空ける。
生徒に言ってあるから何かあれば守ってはくれるわ。

でも、それは絶対じゃない」


((いつもより、豹那さんの口調は厳しかった。

学園が襲撃されることなんてそうはない。
でも、好機と見なして襲われないとも限らない。

そこで用意された選択肢は二つ))



豹那「私達とともに、闇之の本家に行くか。
ここに残って、一日部屋から出ずに私達を待つか。


両方ともメリットとデメリットがあるわ。


闇之本家に行けば、聞きたくもない小言や陰口を言われるわ。
貴女の事を悪くは言わせないがな。
それに少女嗜好趣味のある四十八代目に会うかもしれない。
手は出させないが、不快な思いをするわ。

代わりに、ずっと貴女の傍にいてられる。
いつでも貴女を守ることが出来るわ。


ここに残るなら、一日部屋から出ることは許さない。
安全面を考慮しているんだ。
不自由だし寂しい思いをすると思う。

でも、不快な思いはしない。


無理強いはしない。
どちらを選ぶかは貴女次第よ」


一緒に行く

此処に残る


どちらを選んでも結末は同じです。
前者は長めでグロテスクな表現があります。
後者は短くグロテスクな表現もありません。





裏庭