『____投票の結果。
闇之 豹羅の処刑が決定しました』豹那「
イヤアアアアアァアアアアアァァァァァァッッッ!!!!!!!」
((暴れれば暴れるほど、豹那さんの体に鎖が深く絡み付く。
きっと、今の彼女には普段以上に痛みの概念がないんだ。
豹羅さんは、儚げに微笑むと、ゆっくり豹那さんの方に手を伸ばした。
彼の大きな手が、豹那さんの頬を微かに撫でる。
豹那さんが、動きを止めた。
一瞬の静寂。
豹羅さんの視線が私を射抜いて、唇が動いたのに))
『____執行』ガチャ____
ブシャアア((床が抜け、大きな身体を貫き穿たれた豹羅さんの嘯きが、静寂に響く。
吹き出した血は、床を汚し。
豹那さんや竜也君に、降り注いだ。
バタン、と無慈悲に床が閉まり豹羅さんの姿が隠される。
やっと鎖を解かれた豹那さんは、糸の切れた人形のようにその場に座り込んだ。
豹羅さんが落ちていった床を、ただ見つめて。
ぼたり、と。
涙か血かもわからない雫が、滴った。
豹那さんの片割れが____死んだ_____))豹那「
__________!!!!!」
((言葉さえもない、それは。
まさに_____))咆哮だ___
五日目・昼7