((_____静寂とは、孤独。



生きてくれ。
生き延びろ。


そういう彼に背を押されて、服も着替えずベッドに潜り込んだ。





明日の朝起きたときに。

豹那さんは、居るだろうか。



いや。



豹那さんがいるということは、狐來さんか竜也君のどちらかが死んでいて。

竜也君がいるということは、豹那さんか狐來さんのどちらかが死んでいるということ。




どの結末にも、命が一人消えるんだ。






九条さん、虎幸さん、狼華ちゃん、鷹人さん、俊太くん。


豹羅さん。


形は違っても。

彼らは皆、豹那さんに深い信頼を寄せていた。





そんな豹那さんの信頼を、私は裏切ったんだ。
あのとき、嘘でも誰か別の人に投票するべきだったんだ))




だからきっと、報いを




五日目・夜