豹那「___....」
((初日にいた、あの大きなテーブルのある部屋。
初日と同じ席に私達は座っていた。
九条さんの席はからで、すでに端末もない。
最初から、なかったかのよう))
『ご機嫌麗しゅう。
醜い能力者の皆々様』
((砂嵐と、あの声。
人の命が散ったのに、こんなにも無機質でよく話せる。
人間じゃない__))
『さて。
では、念のためにお復習です。
昨晩の襲撃により、学園の高等部二年生・九条 焔貴が喉元を噛みきられ出血多量で死亡しました。
彼の能力は、触れたものを燃やす、でしたね。
今から三十分間、彼を死に追いやった人狼が誰かを話し合って下さい。』
((___誰かを殺さなくちゃいけないんだ___))
誰かの命を、奪うんだ
二日目・昼