((この一日で、虎幸さんと九条さん。
二人の命が奪われた。

まだ、気持ちの整理がつかない。


二人とも、お兄ちゃんみたいな存在だった。


優しい虎幸さんと、強い九条さん。
いつも周りをよく見てて、頼れる人たちだった。




もういないんだ、二人は___。



二人の命を捧げても、豹那さんが言ってた通り。
明日も誰かが遺体で見つかるんだ。
見つからない唯一の可能性は、騎士による人狼からの護衛。




___もしかしたら。
明日は私が遺体で見つかるかも___。



そんな不安を押し殺し、固く目を閉じた。



































その日の夢で、美しい花々が真っ赤に散って。
あの愛らしい声が、悲鳴を轟かせた。
))






三日目・朝




二日目・夜