豹那「えぇ、聡明な子ね。

竜也の能力は高速移動と水。
噛みきることも、燃やすこともできやしないわ。

吊られてしまった虎幸お兄ちゃんは電気だから、その気になれば狼華の顔面を燃やせるし
鷹人お兄さんも鷹の鋭い爪で喉を引っ掻けば九条を殺せたかもしれない。

...無理はありそうだがな。



とにかく、明日起きたら竜也に話を聞きに行きましょう。
人狼ではなくとも、何かしらの役職持ちかもしれないわ」


((...明日も、あるんですね))


豹那「...鷹人お兄さんが人狼でなかったのはまちがいない。
例えば虎幸お兄ちゃんが人狼だったとしても、まだ人狼が一人残っているんだ。


まだ、命は散るんだ」




狼と人間、どちらかの命が散るまで終わらない




三日目・昼後編4