豹那「まず初日の九条。
喉を噛みきられての出血死。

この、噛みきられて、って部分。
人狼に襲撃されたんだから、最初はなんの不信感も抱かなかったわ。


でも、そうすると不思議なのが狼華よ。

あの子は顔面を焼かれていた。
どう頑張ったって狼には結び付かないでしょう?
しかもピンポイントで顔面を焼くなんて...」


((...言われてみれば...。
どっちとも衝撃が大きくてそんなの考えられなかったけど...))



豹那「鷹人お兄さんは、人狼は襲撃の際自らの手で対象を殺めていると考察しているわ。

私も同感。

吊りのように運営側の手ではなく、あくまで人狼達が襲撃をしている。
と、すればある可能性が出るわ」


((かのう、せい...。

もしかして...。





人狼の、坑能力者抑制装置は、作動していない___?))




豹那「___あぁ、ビンゴだ。



あくまで私と鷹人お兄さんの考察の範疇ではあるが、あの殺し方は異常よ。
並大抵の人間ができるものじゃない。

でも能力があれば話は別だ。
森羅万象、食物連鎖に簡単に横やりをさせる能力者は、だからこそ恐れられこのゲームに喚ばれている。


もし、人狼の坑能力者抑制装置が作動していないのなら。
一人、人狼から外れるやつがいるだろう?




((...っあ...!!))



竜也くんだ!




三日目・昼後編3