竜也「あとはー...って荷物に足が生えてあるいてるぅぅうううう!!!!?」((重い荷物を抱えて持っていけば、竜也君の叫び声が聞こえた。
った、竜也く~ん...))竜也「月子!!?
何でお前が...!」豹那「連れていくからだ」
((豹那さんの声がして。
両手で必死に抱えていた荷物がなくなった。
見れば、豹那さんが片手で私の荷物を持ち車に積み込んでいた。
力あるなあの人。
あと、竜也君めっちゃ良いコート着てるじゃん。
確か、兄弟のスーツって豹那さんが買い揃えてるんだっけ...))竜也「連れてくって...分かってるのかよ姉ちゃん!!」豹那「指挟むぞー(バタンッ」
竜也「あぶねェ!!
姉ちゃん!!!」豹那「月子が着いてくるって言ったんだから、そうするだけよ」
((豹那さんの表情は見えないけど。
竜也君は腑に落ちないようだ))豹那「嫌なら良いぞ。
月子は私が護るから」
竜也「...!
わぁったよ!!」((竜也君が折れて、他の兄弟もゆっくり集まってきた。
運転席には虎幸さんが乗ってたから、この人が運転するんだろう))豹那「...行こうか。
私達を縛る家に」
((真っ黒な車が、ゆっくり走り出した))闇之本家へ