豹那「...はぁ」


((煙草を吸って少しは落ち着いたらしい。

まだ数時間も経っていないけど、闇之は最悪だ。
大金持ちの名家が輝かしく見えるのは錯覚だ。
内情のドロドロしたものはドブ川以上だ。


豹那さん、口の中は?))



豹那「...大丈夫、大したことはないわ。
喉が無事ならそれでよし。


......月子、先に部屋に行きなさい」


((え?))


豹那「良い子だから早く。
すぐに戻るから早く行け!」


((語気を荒げる豹那さんに体が震えて、私は足早にそこを去った。




アメジストの目を持つ鷹がみていたのは知らずに))



自室へ




一緒にバルコニー