「いったい、誰なんだ...?」((白が混じった茶髪と、鋭利な目。
猛禽類のような金色の瞳。
この子は、だれ...?
私はひとまず自分のことを話した。
能力者ではないが学園にたどり着いて、好きなだけいていいと言われたこと。
生徒会長の豹那さんが許可をくれたことを))
「...あの、ババァが、だと...?」
((男の子は余計に疑いを強くもって私を見つめてきた。
そもそも豹那さんをババァなんて言える人はそういない。
結構、親しい人なのかな...?
カエンさんとか、鷹人さんみたいに。
色々考えてた私に、男の子はとんでもない爆弾を落とした))
「...あのババァはだいぶ学園に来てねぇんだぞ。
それに生徒会長なんざ十五年前にやめてる。
だいたい生徒であのババァの存在知ってるやつはいても、話したことあるやつなんざ殆どいねぇ。
今の生徒会長は、この俺、闇之 鷲樹だ」
((......うん?
拝啓、豹那さん。
今度は未来に来てしまいました。
助けて))℃ワシといっしょ
アンタは...?