((千本桜までこんなに遠いっけ...。
っていうかこんなに綺麗に整備された道なんてあったっけ...?
何か...可笑しくね?
でも、引き返そうとは思わなかった。
理由はわかんない。
まるで、そう。
導かれているよう。
やっと開けた場所に出た。
ちゃんと、千本桜だ。
でも、何か言い様のない違和感に苛まれて___))
ピャアアアッ
((美しく、少し大きなワシが空を自由に舞って。
私の前に広がる千本桜へ止まった。
ワシは私をじっと見つめたかと思うと、見覚えのある黒いオーラに包まれた。
吸い込まれるようにワシがなりを潜めて、オーラが晴れて出てきたのは))
「....能力者、じゃ、ねぇのか...?」
((誰かの面影を感じる、男の子だった))アンタは...?
なんで着かないんだ...?