豹那「ッ...」

レナ「...、」


((二人がこぞって口を紡ぐ中、先に動いたのはレナさんだった。
服をはだけていた私の手を包み、服を直してくれる。

そっと、抱き締められた))



レナ「___帰りましょう、月子様。
あの、学園に」


豹那「!!?
オイ...!!」

レナ「貴女は何を臆しているんです、暴君の娘。
私達は、殴られる痛みを誰より知っているはずですよ。

このまま傍観者でいるつもりですか」


豹那「...番犬の娘...」

レナ「...」

豹那「.....そう、だよな...嗚呼...。


....帰ろうか、月子。
兄さん達のところに」


うん、一緒に帰ろう?今度はちゃんと話すから。...聞いてくれる?




そういえば、みんなには見せたことも話したことも無かったね。...こんな私じゃ、一緒にいれない?