豹那「...番犬の娘」
レナ「...決定権は、貴女にあるんですよ」
豹那「.....ッ。
そうだよな...。
嗚呼....。
さぁ、来い、月子。
帰ろう。
兄さん達が待っているわ」
((レナさんが私を優しく抱き上げて、二人して軽い身のこなしで建物をかけ上がる。
屋根から屋根に飛び移る様に一切の迷いはない。
並走する豹那さんも同じだ。
私は最後に、自らが育った街をレナさんの肩越しに見つめた。
_____さようなら))
いいよ、私の全部をあげる。...だから私を、みんなの、豹那さんの傍に連れていって?(頬を撫でる)