(気付いたときには、居なかった。



今日は政府の人間との大事な会議が入ってた。
勿論、そんなの出席するくらいなら月子とおままごとしてたいんだがそうもいかない。
生徒会の役員に月子を任せ、一時間半の会議に赴いた。


なのに。

帰ってきてみれば愛娘は居なくて。
隅の方で情けなくガタガタ役員が震えていた。
安否を確かめれば。



襲われて。
気づいたら居なくなっていた。
なんて。




私に恨みがあるなら直接言えばいい。
何故弱いものを狙ったんだ。


その瞬間から理性は弾けとんで。
ただ匂いだけを便りに学校を飛び出した)



豹那「___カエセ___ッ!!!」



(私の、娘を_____返せッ!!!!)




♪誘拐される