豹那「っ...!!(ハッ
月子...。

っ...!

さっさと立ち去れ!!!」


((鋭い声に、男は抜けた腰で無理やり立ち走り去った。

しがみついた背中が、深呼吸をして大きく揺れる。

この優しい人は、時々。
凄く恐ろしいことをする))



豹那「...何で止めたんだ...。
あんなの死んで良いんじゃねぇのか?」


♂私のために、豹那さんが手を汚すのは嫌、なんです...(ぽろぽろと涙が零れる)

♂...あんな、あんな人のために豹那さんが手を汚す必要ないです。...それよりも、そばに、いて...(身体が震えている)




♂だ、だめ...豹那さん、殺しちゃ、ダメです...!(すがるように抱きつく)