豹那「...!」
(私の可愛い妹が、告白されていた。
思わず影に隠れ、そっと様子を見守った。
相手は、確か私の同級生。
よくない噂ばっかたってた気がするが...)
「ね?
だから俺と付き合ってよ。
俺頭良いし運動神経も抜群だよ」(ふざけんなヤリチン。
絶対お兄さんの方が頭良い。
絶対兄さんの方が運動神経抜群。
絶対うちの兄弟の方がカッコいい。
つか私の方が強い)
「で、でも...」
「なんで?
彼氏とかいないなら良いじゃん。
ねぇー」バキィッ
(あヤベ。
証拠写真撮ってたのにスマホ握力で割っちゃった。
まぁいっか。
あの子が引いてるのわかったし)
豹那「...月子、帰るわよー」
(同級生と月子が一斉にこっちを向いた。月子だけ引き寄せて、同級生...浜田くんだっけ?それと目をあわせる)
豹那「お前みたいなしつこい男が月子の彼氏狙うなんざおこがましいんだよ。
竜也倒せてから来な」
(このクソヤリチン)
☆ありがとう...怖かった...☆お姉ちゃん!?...はぁ、大人しくしてたけどこれだけ言っておくね。うちの家族に勝ってから言え、この下郎が。(冷笑)