豹那「...なるほど。

結論から言えば、その考えは十人十色です。
私達も、道具として扱われる覚悟を持てと教えられましたし、御前にお会いするまで自分は道具だと思っていました。

ですが貴女は、私達のような戦いにしか能のないものを家族と仰ってくださいました。
両親、兄弟以外に家族と言っていただける日がくるとは思いませんでした...。


御前、私達は道具と扱われても構いません。
もとよりその覚悟でいました。

ですが、貴女のように家族と扱うのが間違いでもありません。

どちらが正解など、私達からは申し上げられませんが...そうですね...。


御前が正しいと思う方が、正しいのでしょう。
家族と思うのが正しいと思うのならば、それを肯定し道具と扱うのを否定しましょう」


●（豹那とレナを抱き締める）...ありがとう...皆、私の愛する大事な家族よ、道具なんかじゃないわ。