「待ちなさい月子。
豹那、此処へ来なさい」


豹那「ぅ...ぅ、ぅ...」

鷹人「お待ちを四十八代目」


((スパンッと襖を開け放って入ってきたのは、ちょっとだけ顔が怖い鷹人お兄さん。
視線を合わせるように屈んで、私達の頭を撫でてくれた))



鷹人「良い演奏と舞だったね。
父さん達にも誉めて貰えるよ。

早く行っておいで」



((豹那に笛を持たせると、優しく背中を押されて部屋から出された。



小さな妹は、泣くのを我慢しつつも震えていた))



●●よしよし...もうゆっくり休もう...絵本読んであげるね。




●●豹那おいで...お部屋で休もうね...