カエン「...父さん」

「カエン、天秤の小娘。
ここで何をしている。

油を売っている暇があるなら、武芸に励め」


カエン「...待て、父さん」


((お祖父様を呼び止めるお父様の声は、いつになく厳しかった。
見上げたその背中には、殺気が見え隠れする))



カエン「...豹那になにした」

「...ほう」


●●豹那の腕に鞭で打たれたような痕があったんですが...




●●お祖父様