カエン「...豹那なんだ。

あんなに離れた位置にある花瓶が...。
豹那が、ちょっと見ただけで粉々になったんだ...。

何が言いたいかわかるな。

豹那の能力はどんどん強くなっている...」



((...元々...。
豹那の能力が強力なのは知っていた。

最初は、本当に小さかった。
触れただけでものが壊れていた。


豹那の力が嘘みたいなくらい強くなっているのに...見て見ぬふりしていた))



カエン「...いつの間にか...こんなにも強くなっていた...。

もう...。
抑えるしかない...抑え、こむしか...!!」



((おさえ、こむ...?!))

鷹人「何を考えている父さん...!!」

カエン「...良いか、よく聞け。


これから、僕は。
狐來より下の兄弟から、幸せな記憶を奪い...手をあげよう



((...な、に...いって...!?))


カエン「この場所は...人の社会は、豹那達には生きにくい...。
息さえ詰まる!

だが、破壊獣の力を使いこなせるようになるためには、生暖かい記憶だけじゃ足りない。

憎しみに支配された状態で、成り上がってやろうとしなくちゃいけない。
憎しみがあってこそ強くなれる。
強くならなくちゃいけないんだ...!



だから...。



豹那達を、護るために。





僕は、如月は。
優しい父親、母親という顔を消し去ろう



●●豹那達の為だからって!




●●あ、れ...