豹羅「ん、そっか。


俺は、これだ」



((一旦ピアスをはずし、豹羅さんが中身を見せてくれる。
入れ物が赤いからだと思ってたけど...。
中に入れてるものも赤い...。

で、これって...。

...もしかして...))



豹羅「これは、豹那の血だ。
知っての通り、豹那は一度破壊獣の力で暴れた。
その時俺はあいつの舌を削いで、それを鎮めた...。
そのときの血だ。

俺自身への戒めだな。
護ろうって決めてた女を、この手で傷つけた。
その罪を忘れないために、特殊な薬を混ぜて腐らないようにしていれてるんだ。


...この血は、最終兵器でもあるしな。

腐らないように混ぜた薬は有毒で、誤って飲めば中毒症状を起こしあとは死ぬだけだ。
最悪、負けそうになったらこれを飲んで死ぬつもりだ。

他者に殺されるくらいなら、自分の戒めで死んでやるんだ、ってな」



◇そう、だったんだ...でも、最終兵器だとしても...置いてかないで...(どんどん小声になるギュウッと豹を抱き締め)




◇んふふー、写真をコピーで縮小して巻物みたいに巻いてあるんだ〜!豹羅さん達は何入れてるの?