豹羅「...落ち込んだときには見るようにしてたんだ。
今は必要ないがな」



((ソファーから腰をあげた豹羅さんは、私の前を通って机に向かった。
伏せられていた写真立てを持ち上げ、私に差し出す。

...あ...。

くしゃくしゃで、シワのついた...。
豹那さんの、子供の頃だ...))



豹羅「学園が出来たとき、俺は豹那の元には居なかった。
あったのはこの写真だけ。
豹那を捜して捜して...それでも見つからないッテのはざらだった。

だから、そんな時はこの写真を見て元気もらってたんだよ」



◇なら、豹羅さんに出会えたのは豹那さんのおかげだね(はにかみ)




◇この写真、なんで伏せてあるの?(指差し)