豹那「ッ...!!

まだ、戦えと言うのですか...」


((...豹那...))


豹那「まだ...まだ...!!
私に、血を流させろと...言うのですか...!?
これまで流してきた血が...嘘だったかもしれないのに...!!」


((...この子は...。
学園を護り、桜を護り、能力者を護り、時に人を護り。

兄弟を護り抜いてきた。


この子なら...きっと...))



豹那「...ほっておけば...いいのに...。
私、可笑しいでしょうか...。
体が言うんですよ。

諦めるな。
助けないと、って」


△...兄妹や学園はお父様達の遺した形見...過ちを悔いるのならば必ず護り抜きなさい...たくさんの愛を注ぎなさい...けれど、決して己を蔑ろにしてはなりません...私の愛する弟妹達よ...いいですね?




△...それとね、私達には兎斗羅の下にもう1人弟がいるの...名前は鷲樹...まだ赤ちゃんで...兎斗羅と同じく本家に囚われてるわ...何が言いたいか解るわね?