((校内を歩いていたら、突然目隠しをされた。
男のものとおぼしき手が身体中を這い回り不快感を与えてくる。
誰か、叫ぼうとすれば口を布で塞がれた。
生理的な涙が溢れ、目隠しにシミを作っていたとき))ブチャッ((何かが潰されたような音が鳴って、体が自由になった。
かと思えばすぐに抱き上げられたようで体が中に浮く。
噛まされている布を外されるとき、虎幸の匂いがした。
虎幸...?))虎幸「そうだよ。
此処に用はない、場所を移すよ。
姉さん、捕まっててね」((目隠しをつけられたまま、私は虎幸とその場を後にした。
目隠しがずり落ちて、目に飛び込んできたのは
真っ赤に染まる妹だった))豹羅「オイ、豹那」
△襲われる