烏丸「っははい、姉君に掛かれば豹那ちゃんもまだまだ子供か。
考えてみればまだ18だもんね」



((柔らかく微笑んだ烏丸さんが、はい、と篭に詰められた林檎を渡してきた。
...今日もいっぱいだわ。
こんなにいっぱい入っているなら重さも相当なのに、あの子よくもって帰ってきたわね...))



烏丸「...っふふ。
豹那ちゃんに初めてあったときに与えた林檎は確かに品種改良していたけど...まだ豹那ちゃん用じゃなかったんだ。
あれが豹那ちゃんに合っているのに気付いて、手を加えたのが今の林檎さ。

ほら、僕そういう系の能力者だから」



虎幸「...(能力者であるのはわかっていたが...。
物体を自在に品種改良できる能力とは...。
そんな能力があれば、医学は驚異的な進歩を遂げるはずだ。

だが能力者には必ず欠点がある。
それが、一体何なのか...)」



△態々ありがとうございます...ですが、強いお薬は副作用がありますし、与え過ぎも良くないのでは?...あの子は身体の事を自覚してないし、逆に改めさせる良い切っ掛けかしら...(厳しくも優しい姉の顔)




△あの子もまだ子供ですの。叱るときはキッチリ反省させければ意味がありませんわ(着物の袖で口元を隠してのほほんと笑う)