豹那「...御母堂様。

私は、貴女と真逆で
自分の命を削ることで他者を生かせる能力を持っていました。
今はもう失ったのですが...。

私は、今、自分にどのくらいの寿命が残っているのかわかりません。
けして多くはないでしょう。


だから、お約束致します。
もし、あの世で御初代に逢ったら、貴女がこうして嘆いておられるとお伝え致します」


△▲...そのような事を言ってはいけません。子が健やかに生きる事こそが親の望み。決して生き急ぐ事はなさいますな。

△▲...ごめんなさい...。そのような事を言わせるつもりでは...




△▲...亜鶴様が亡くなって、我が子もとうに...。...それなのに私は、私だけが...(瞳から涙が溢れる)