竜也「姉ちゃん...!」


((学園優に越す程巨大な獣の頭に手が届くはずもなく、私はその鼻先に抱きついた。
お母様が、いつも弟や妹達をあやすときに歌っていた歌が口からつい出る))



豹羅「...!!」

豹那『...!!
っじょ、ぉ...ばち...』


((違う、違うわ豹那。
この歌を歌いながら貴女を虐げていた女王蜂じゃない。

思い出して。
淡い色の着物を纏う、あの人を))



豹那『......っつ......。

ぉ...っかぁ...さ、...ま...』


△〜♪〜♪(豹那を抱き締めたまま心を込めて母の子守唄を唄い続ける)




△(...お父様...お母様...鷹人兄さん...私に力を...この子を護る力を貸して下さい!!)...豹那...(頭を包み込むようにしっかりと抱き締め、母の歌ってた子守唄を優しく歌う)