豹那「...七年前ねぇ。
私はまだ十一だ。

お前に何があったかなんて知らんがな。



それを言ったら、私とて同じだ。
私とて、四年前に死んでいたはずだ。
副会長様の手で...な。


こうして生きているのは、ずっとその死にかけの命を拾ってきてくれた方がいるからだ。
この心臓を手中に置き、ずっと護ってくれていた。


七年前に何があったかなんて知らない。
それでも、お前がそこに立っているってことは、よ。


誰かがお前の命を拾ってくれたからじゃねぇのか?」


▲...私の誕生日だったのよ、7歳の。幸せに暮らしてたのに...刻印がどうのって訳のわからない事を言う男が来たせいで...




▲7年前のあの夜、私は死ぬはずだった。...いいえ、死んでしまったの。死者は土に還らないと...そうでしょう?