豹那「(ガシッ」


((出ていこうとした寸で。
メス猫が私の足に自らの尾を絡めてきた。

その目に、溢れんばかりの殺気を宿し))



豹那「ならば、問おう。
全く同じ質問だ。


貴様ら政府が殺した番犬と白薔薇の娘たるエスレィティナ・アンディアスはどうすれば良い?


...嗚呼、そう言えばお前は真実を知らなかったか...。

番犬も白薔薇も禁忌など犯していない。
ただ利己主義の犠牲になっただけだ。

お前が膝を屈する連中のな。



私達能力者から、一番最初に居場所を奪ったのは誰だ。
一番最初に私達に手をあげたのは誰だ。

考えろメス犬」


((そう言った後背を押され、部屋から追い出された))




▲...なら、どうすればいいというんだ。能力者に家族を全員殺された私は!このどす黒い怨嗟をどこに向ければいいと言うんだ!?(血を吐くような声で言って出ていく)