豹那「甘ったれるな!!(バシッ」


((頬に迸った痛みに、頭が真っ白になった。
目の前の女が、私の肩をがっしりと掴んで覗き込んでくる))



豹那「お前達政府は今までそうやって泣く能力者を助けなかったんだ!
それが自分の身になった途端、助けてだと?
それが許されると思ってるのか!?


お前にできるのは、自分で何とかすることだ。
何度でも失敗して、苦しい思いをして。
死にかけてでも能力を制限できるようになれ。

私は助けない。
能力者が能力はどう制限するかは十人十色だ。
助けようがない。

お前はまず、自分をよく知れ」


▲ごめんなさっ...も、ぃゃ...ころして、おとう、さま...(幻覚が見えている)

▲もういや...もう実験体になりたく、ない。お願いメス猫お願い、だから政府を潰して...もうモルモットはいや...




▲い、や...たす...け(段々意識が薄れていく)