『妾程の妖ともなれば、真名の一つで命を失うほどの手酷い傷を負うことはない。
されど弱点であるのは確かじゃ。

豹那というのは、妾が産まれた折りに授かった妾たらしめるもの。
それが他者に晒されれば、それこそ妖退治の阿呆は食いつくじゃろうて。

故に、真名は名乗らん。

真名を知っておるものなど、もう大半は此処から離れておるか死んでおるかじゃ』


▲▲じゃあ、あまり呼ばないようにしますね




▲▲...えっと、たしか真名は簡単に呼んじゃいけないんでしたっけ...?