『...嬉しそうな顔だ。

僕もあってみたいよ。
未来の、玉藻前...豹那に。

さぞ美しい子なんだろう。
嗚呼、性格も似てるのかな?


...未来の自分に想いを馳せるとはな』



『二人そろって何を話しておる。
ほれ』

『いいや。
君があと三千年くらい年をとったら教えてあげるよ』


『その頃まで生きるつもりか化け狐。
五千歳の狐なぞ見たくないわ。

そもそもそこまで生きたら貴様仙人になれるぞ。
妾は玉藻前故、いつまでも美しかろうがな。


って誤魔化すか』

『何の話かな?』

『焼き付くしてやろうか老いぼれ』


▲▲クスクス、空狐様と私の秘密なんですって。ね?(悪戯っぽく笑う)

▲▲何でもないですよ。それより、新しい香ってどんなものですか?




▲▲...えぇ、私は未来であの人たちと会えて、一緒にいれて、とても幸せです。もちろん、今あなたたちと会えたことも。(とろけるような笑顔を浮かべる)