『へぇ?
優しいってよ玉藻前』


『...意味ありげな視線はやめんか』

『っふふ。
ああ、そういえばさ。
新しい香を見つけたんだ。
入れ物持っておいでよ』


『...はいはい』


((むぅと頬を膨らませて、玉藻前様が庵の奥へ消えていった))


『...君、玉藻前の真名も僕の真名も気付いてるね?
一体何故だい?』



((っえ...。
い、いや...その...))



『...その反応は、僕達に似た、誰かにあったことがあったとかかな。
それも、かなりお世話になっていた。

...そうだろう』



▲▲(きっと、ここで嘘をついてもこのヒトにはバレる...)...はい。(しっかりと目を合わせる)




▲▲玉藻前様は優しい方ですよ。...どうぞ。っお茶と茶菓子