『ヒトの子にしては礼儀もなっているね。
見直したよ。

僕は...そうだな...。
君達風に言うなら、空狐...と、いったところか。

そこの玉藻前とは古い縁なんだ』


『ふん...。

童、空狐というのは天狐に次ぐ狐の妖...。
妖狐というやつじゃ。

千年以上生きた狐のことよ。
あやつは、もう二千年になるがのぉ。

まぁ、ようは老いぼれじゃ』

『老いぼれときたか。
まだまだ元気だと思うんだがねぇ』



▲▲二千...!その、空狐様は何か用事があっていらっしゃったんですよね?お邪魔であれば下がりましょうか?

▲▲(きょとん)...ふふっ、軽口を言いあえる仲なんですね、お二人は。(微笑ましそうに)




▲▲あ、あの!玉藻前様の庵にお世話になっている者にございます(正座して頭を下げる)