豹那「____ぇ____?」


(その訃報は突然すぎた。
ほんの少し。
本当にちょっとだけ部屋を開けた。


その隙にあの子は抜け出して、屋上から____)


豹那「っな、で...?」


(疑問だけが浮かぶ。


嗚呼。
自由を許したのがいけなかったのか?

締め付けすぎたのか?



何がいけなかったんだ?)


豹那「なんで...」


(何も分からない。



私はただ。
あの子の温もりひとつない部屋で、膝をついた)




■自殺する