狼華「あハハ~。
月子ちゃンだぁ~。

こんなところに居て良いのォ?
豹姉の部屋ヲ月子チゃんが出て、十二分十三秒経ってるヨぉ?
モう見つかっちゃウヨ?

そうイえバ。
昨日、何時もより一時間二分と四十二秒寝付くノ、おそカッタねぇ?
寝レなかッタの?
そーゆーときハぁ、ホットミルクがイイよォ!
キャハハ!」



((生まれて、初めて。
自分より小さな狼華ちゃんに底知れぬ恐怖を抱いた。
サーカスで見かけるピエロのようにおどけているだけには見えない。

心の底から思う。
狂っている。

ケタケタ嗤う狼華ちゃん。
その手は、真っ赤に染まっていて。
まるで、心の咎を外された殺戮人形のようだった))



■そんなに力を使って目は大丈夫なの...?

■(あぁ...狼華ちゃんの綺麗な手が...)...手、大丈夫?痛くない?(優しく手を取り撫でさする)




■狼華に会う