豹那「ッヒ...グッ....!
ぅ、ぅぅ....!!
っせ....っぱ....!!」
((弱々しくて、細くて、白くて、小さな手が私に向けられる。
ゆっくりと伸ばされるその手に触れんとした、その刹那))バッッシイイイィィィィンッ((無骨な手は、情け容赦なく豹那ちゃんの手を叩き落とし、私の腕を引いた。
逞しい腕の中に閉じ込められて、視界にちらつくふんわりした白い髪。
何故、彼は____?))豹那「____っひ、ィ.....ッ!!
ッごめんなさい....!!!!
ごめんなさいごめんなさい....ッ!!!
お許しください....!!!」
西園寺「___...」豹那「お許しください、副会長様....ッ!!!(ビクビク」
∨豹那ちゃん...!離して、西園寺くん!(腕の中でもがく)∨西園寺くん...?...どうして...?
∨...大丈夫、あなたは強い子よ。力に振り回されないで...豹那ちゃんは誰も傷付けない(頬に触れ溢れ出る涙を優しく拭う)