西園寺「どうか大人しくして(ぎゅう
僕は君を傷付けるやつは許せないんだ。

特に、おヒョウさんがね(ボソッ」



((最後の一言は、私にすら聞こえるか聞こえないかの声量だった。
なのに、秘められた殺気は色濃くて。


まるで、獣だ))



西園寺「きっと、シィちゃんだって同じ行動をとったさ。
泣きわめいても、僕にはわかる。


あのとき手をとっていたら、僕はおヒョウさんの両腕を薙ぐことになっていた」


豹那「...!!!」

西園寺「反論の自信はないようだ。
そりゃそうだよね。
自分がよくわかるはずだ」


豹那「っ、ぅ....!!!」


∨...西園寺くん、...豹那ちゃんはそんな事...(泣きそうな顔で見つめる)




∨豹那ちゃん...!離して、西園寺くん!(腕の中でもがく)