帝「当たり前よ。
ミカドさんが選んだシャンプー使ってんだから。
この髪もヒサギチャンと一緒にミカドさんが切ったんだしー。

じゃなきゃこいつ絶対ェ自分の頭ほっとくべ。
ミカドさん居なきゃ今頃ボッサボッサになってるよ」


九条「俺だっていらァ。
会長はなげぇほうが似合うんだよ」


帝「似合ったとしても余計かわかすのメンドくさがって傷んだら元も子もねぇべ。
その辺のさじ加減考えたらショートの方が似合うに決まってるでしょうが」


九条「乾かさねぇなら乾かしてやりゃ良いんだろうが。
普段寝る間も惜しんで仕事してるせいでただでさえ女としての幸せ逃しかけてんだ。
そんぐらいのワガママ受け入れろや。
髪伸ばした方が洒落っ気だって出てくんだよ」


帝「お高い美容院でその頭キープできるカイちゃんと違ってヒナはデリケートなんです~。
ミカドさん達以外に頭触らせるとは思えません~。
甘やかしすぎて苦労しちゃそれこそ可哀想だろ」


九条「せっかく女に産まれたのにテメェみてェな教育親父紛い野郎に付きまとわれて髪ひとつ伸ばせねぇ方が気の毒だ。
髪のひとつ染められやしねぇわ勝手に切られるわ」


帝「全部ヒナの為のことですケド。
だいたいヒナは絶対髪染めない方が可愛いんだよ。
こんな天然で良い色出せてんのに。
染めても黒以外許さんよミカドさんは」


九条「シノノメならともかくテメェと揃いの髪は死んだってゴメンだ」



豹那「っじ、自分...髪切った方良い感じなんですか...!?(ビクビクッ」


∨ふたりとも?好き勝手言ってるけど、かわいい豹那が置いてきぼりよ?

∨そうねぇ...豹那ちゃんは可愛いから、長い髪も似合うと思うわよ?ポニーテールとか三つ編みなんかも良いかも...(髪を弄る)

∨豹那ちゃんはどうしたいの?





∨綺麗な髪だわ...羨ましい(髪を優しく梳く)